人工知能

山間を走行中、やぶの中にオレンジ色を見つけてブレーキを踏んだ。思った通りカラスウリだった。若いころには見えなかったものが見えるから加齢も悪くない。


将棋や囲碁。名人と人工知能が勝負をする。その人工知能を駆使して自動運転の車を開発する競争がはじまっていることを、1時間番組でNHKが取りあげた。

目的地を車に指示すれば、それがどこであろうとコンピューターがあらゆる状況判断をしながらハンドリングをする。オーナーは寝ていても問題ない。この人工知能開発には、あらゆる角度を確認できる多くのカメラが車体にたくさん取りつけられ、周囲の車や自転車に歩行者などの動きを予測する知能が、車の操縦をする機能に連動する。自動車業界はこの開発に命運をかけている。

予断になるが、人が目視するバックミラーの製造企業はまちがいなく注文がなくなる。

ソフトはグーグルが先行し、ハードはヨーロッパが先頭を走る。自動車業界は製造面では多様な下請け会社を従えるビラミッド。もし日本車が「2位ではダメなんですか!」当然、国内には失業者が増えるからダメなんです。


そんなことよりも、きょうわたしが配達で走った200キロ。あらゆる判断をしながら身体を使い、ラジオを聞きながら電話やメールを受けた。運転に感情も反映している。

人の身体はすばらしい。