ばんだい さんの文才

美祢市の 長命水 水汲み場が白い花で美しい。花の名前を知りたくて近くで野良仕事の婆ちゃんに聞いた。名前は知らないが、自宅で長いあいだ仏壇の花として咲いており、昨年その種をまいたら咲きました。あんたも種をとってごらんなさいませ。


土曜日の朝8時から、ラジオ文芸館が楽しみ。前回は著者を聞き漏らしたが、朝からNHKにしては官能的過ぎるからホームページをみた「 求愛 」瀬戸内寂聴だった。ノンフィクションは別にして、物語の小説を完成させるには、柱となるストーリを彩る料理やファッション、嗜好品など考えたら際限のない描写が散りばめられて内容が深みを増してくる。山本一力の江戸はまさに描写力だと唸ってしまう。

瀬戸内寂聴は、赤裸々すぎて体験談かと邪推させる描写だった。


ばんだい のぶこ さんの短編小説「 逆打ち 」を昨夜読んだ。四国歩き遍路殺人事件。お遍路の作法から青酸カリ、シアン化金カリなどよく調べておられ、カモミール・ティにローズヒップジャムなど、わたしの知らない味があり、それが短編の味付けになり面白かった。


もう50年生きたら、わたしも書けるかもわからない。