10万本のヒマワリ

萩市むつみ に10万本のヒマワリが満開をむかえ、きょうイベントがあると知った。農園から萩市までは道路事情がよくなり、ヒマワリ会場までは1時間少々で行くことができる朝、正志に昼までの休みをもらい家内とヒマワリ見物に行った。


古い映画作品。ソフィアローレン主演「 ヒマワリ 」は、何度もみた。当時はコンピューター グラフィックの技術はなく、ロシア国花のヒマワリがスクリーンいっぱいに、海のようにひろがるシーンは圧巻。作品制作のためにヒマワリが育てられた。余談になるが、山一面に戦死者の墓標が林立するセットも人力。


むつみ のヒマワリは、過疎地で子供たちを中心に毎年育て おもてなし 。きょうは会場に地域の野菜や加工品がならびヒマワリ活性化。


母には二人の弟がいた。一人は生家を継いだ。あとの一人は幼いとき養子に出され姓がちがう。母とは年齢がひらき生家で一緒に過ごしたことはない。

なにかで人生の歯車が変わった。わたしの幼い頃からこのおじさんが「 姉さん 」と慕って金を無心にあらわれた。

全国の炭鉱を渡りあるき、背中に一升ビンで刺された傷があり、ヒロポンで警察沙汰になったこともあり、母は肝ヤキと頭を痛めていた。

宇部の近く、埴生の炭鉱で同僚が事故死。子供を5人抱えた12歳年上の未亡人と同居をはじめ子供を育て上げた。その子供の結婚式に招かれた。子供が感謝の言葉のとき、はじめて「 お父さん 」と言って会場を泣かせた。


その おじさんは、家族が希望して家の墓に納骨された。美東町に墓を探した。だいたいわかった。近いうちに墓参り。