テレビ 人生の(終わり)しまい方

昨夜9時からのNhkスペシャル「人生の(終わり)しまい方」を録画して、今朝早起きして前半を観た。

90歳を過ぎた女性が末期がん。余命宣告を受けても自宅で痛みに耐える。知的障がいの60歳過ぎの一人娘の世話がある。

50年以上、この娘と生きる糧として小さい居酒屋を切り盛りした。誠実な経営に客は「お母さん」と呼び、人生を相談する客もたくさんいた。かたわらには娘がいつも立たされ、笑顔で立っていた。この愛娘になにも遺せない悔しさと心配を抱いて天国に召された。

葬儀のあと常連客50人が偲ぶ会を挙行。娘の支援が会場で確認された。


誠実に生き抜き、なんとおおきなものを愛娘に遺したか。


わたしの母は、勉強せいとは一度もわたしに言わなかった。けれども近所の人や、母の同僚に元気に挨拶をしなかったらきつく叱った。いまも挨拶は誰にでも私からできるクセを遺した。