犬をもう一頭飼おうか

人はうまれて、おおきな屋敷の電球を点けてまわるように人生を歩いているように思う。たくさんの可能性を実現させるかのように。

歳を重ねると、それまで出来ていたことが出来なくなるようになる。それは、点けた灯りを消して歩いているように思う。


昨年までに、数々の物語を演じた愛犬たちが次々と旅立ち、推定年齢が8歳のハッピー1頭だけになった。この愛犬を看とるまで私が元気でおれるかどうか。わたしの犬たちは20年ちかく生きている。


最近、わたしと同じ歳の方が下関市愛護センターで保護中の犬が産んだ子犬を引き受けられた。♂で「そら」と命名され成長している。飼い主さんに、飼い主の寿命と子犬の寿命を話題にした。


この犬を励みにボクは健康管理に気を配り、前向きに毎日を過ごすきっかけに飼いました。

わたしも消して歩く毎日のなかで、ひとつぐらいは点けてみょうかと考えはじめている。